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レポート (2024年8月11日公開)
2012年5月、岩手県陸前高田市と立教大学は連携及び交流に関する協定を締結しました。この協定に基づき、立教大学はさまざまな復興支援活動に取り組んでいます。具体的な取り組みの一つにスポーツ交流プログラムがあり、2012年より小・中学生を対象とした「野球教室」を開催しています。
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8月10日(土)、高田松原運動公園第一野球場(楽天イーグルス奇跡の一本松球場)にて、市内の中学生を対象とした野球教室を行いました。陸前高田市での野球教室は今年で11回目を迎え、今年度は弊部の部員35名(うち東北出身者3名)が参加し、高田東中学校と高田第一中学校の約40名の中学生と共に汗を流しました。
【左/全体でのストレッチ、右/中学生とアップをする桑垣(3年)】
全体でのアップ、キャッチボールを終えた後は、
ポジションに分かれて守備練習に取り組みました。その後、大学生がシートノックの様子を披露し、守備練習の最後に全員でシートノックを行いました。リーグ戦に出場している大学生たちとのコミュニケーションを通じて、中学生たちの表情も輝いていました。
【左/内野手に指導する柴田(4年)、右/捕手に指導する戸丸(4年)】
守備練習の後は打撃練習を行いました。
力強いスイングをする中学生が多く、大学生にも負けないような良い打球をたくさん放っていました。
打撃練習の後は大学生によるバッティングデモンストレーションが行われました。デモンストレーションを披露した選手は、中学生からの応援に士気が高まり、普段以上のパフォーマンスを見せてくれました。
【左/トスを上げる北田峻(3年)、右/デモンストレーションをする丸山(2年)】
練習終了後は中学生から大学生への質問の時間が取られました。中学生は大学生の具体的な回答や経験談に触れ、今後の練習に対するモチベーションが高まった様子でした。
最後には、参加者全員で記念写真を撮影して終了となりました。
2時間という限られた時間でしたが、現地の中学生とともに野球を楽しみ、交流を深めることができたのは、私たちにとっても非常に貴重な経験でした。中学生たちの熱心な姿に触れ、彼らとの楽しいひとときを過ごせたことは、大変感慨深いものでした。
今年も夏季キャンプの滞在先として陸前高田市を訪れ、地域の皆さまとともに野球教室を開催できたことを心から嬉しく思います。温かく迎えてくださった地元の方々、そしてこのイベントの実現に向けてご尽力いただいたすべての方々に、心より感謝申し上げます。今回の交流が、今後のさらなる地域との深いつながりに発展することを願っております。
そして野球教室に参加してくださった高田東中学校、高田第一中学校の皆さま、本当にありがとうございました!
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○参加した部員の感想
陸前高田野球教室は東日本大震災後から行われているということで、少しでも子どもたちのためになる時間にしようという思いで参加しました。今日、環境の変化などもあり野球人口が減少しています。今回参加してくれた子どもたちが今後も野球に関わってもらえるように、野球の楽しさを伝えることができたと思います。また、子どもたちへの指導において、「伝えた」ではなく、「伝わったか」が重要であると学び、私自身も勉強になったため、今回の野球教室は大変貴重な時間になりました。
子供たちがとても意欲的で色んなことを聞いてくれたおかげで、たくさんのことを教えることができました。将来野球を続ける人とそうではない人で分かれると思いますが、今日の経験を糧にして生活していって欲しいと感じました。来年も陸前高田で野球教室をすると思いますが、今回の第11回よりも有意義な時間にできるようにしていきたいと思います。