戦評
13-2(立教 2勝1敗)
立大の先発投手小室(3年)は、2回表、連続安打と犠打で一死二、三塁とされると、次打者に左前適時打を放たれ、2点を先制される。
追い付きたい立大は、3回裏、七番前田(3年)が四球で出塁し、盗塁を試みると、これに捕手の悪送球が絡み一気に三進。好機を作る。この場面で、九番小室が遊ゴロを放ち、その間に三塁走者生還し、1点を返す。更に4回、三番松本(3年)が四球で出塁すると、四番岡崎(4年)が右前安打、五番那賀(4年)が四球を選び、一死満塁とする。次打者は凡退するも、続く七番前田が乱れ始めた相手投手の投球を冷静に見極め、四球を選び押し出しで加点。2‐2の同点に追い付く。ここで相手の先発投手が降板。なおも二死満塁と逆転の好機に、今季初スタメンの八番山田(3年)が空振り三振をするも、捕逸による振り逃げで加点。思わぬ形で逆転に成功する。点差を付けたい立大は、6回に六番長谷川(4年)が今季チーム一号目となる2ラン本塁打を放つ。7回には打者一巡7安打5得点の猛攻で、10‐2と相手を大きく突き放す。更に8回には、四番岡崎のバットからレフトスタンド中段に突き刺さる3ラン本塁打が飛び出し、終盤で10点以上の差を付ける。
9回表は、代わった岡部賢(3年)が三人に切って取り、試合終了。
立大は、2本の本塁打を含む13安打13得点の猛攻で投手を援護し、7年振り(2004年春以来)に対早大戦で勝ち点を挙げた。
(写真左・小室/写真右・長谷川)
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[勝]小室 4勝2敗
[負]大野健 2勝2敗