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スケジュール

陸前高田 野球教室

開催日時:2016年7月2日~2016年7月3日

レポート (2016年7月12日公開)

2012年5月、岩手県陸前高田市と立教大学は連携及び交流に関する協定を締結しました。この協定に基づき、立教大学はさまざまな復興支援活動に取り組んでいます。具体的な取り組みのひとつにスポーツ交流プログラムがあり、2012年より小・中学生を対象とした「野球教室」を開催しています

詳しい協定内容は、立教大学ホームページにてご覧いただけます。

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7月3日(日)、陸前高田市にある小友グラウンドにて、今年で5回目となる野球教室を行いました。陸前高田市での野球教室は今年で五回目の開催となりました。当初雨も予想されましたが、最後まで天気が持ってくれ、有意義な野球教室を無事に行うことができました。また、今年は弊部の部員24名(うち東北出身者8名)が参加し、陸前高田市内の中学校から集まった約40人の中学生と共に汗を流しました。

 

3日(土)に陸前高田市に入り、現地市内の様子を見学しました。震災から5年が経った陸前高田市街地は、4つの震災遺構を残しつつ、新たな陸前高田市として生まれ変わろうとしていました。

また、地面をかさ上げするために使用されていた巨大なベルトコンベア(希望の架け橋)は撤去され、昨年とは大きく景色が変化していました。しかし、周りの山の土を削るために使う火薬による爆発音が時々するという現状も聞き、まさに復興の真っ最中であるのだなと感じました。実際に被災地に行き、自身で体感することにより、映像や写真ではわからない、よりリアルな体験をすることができました。

 

 

 【「奇跡の一本松」】                           【「タピック45」】

 

夜には陸前高田の市役所に勤めておられる村上知幸さんからお話しを伺う機会がありました。ご自身の体験談、陸前高田市の現在の状況や今後の復興目標予定などのお話を聞くことができました。今後は4年後の2020年を目処に様々な施設や設備の復興を目指しており、また、『ノーマライゼーションのいらないまちづくり』に向け、行政として始動しているようです。雇用対策も考えられており、昔に戻すのではなく、人々が安心して集える陸前高田市を新しく作り上げるために尽力されていました。

 

 

翌日の野球教室では、開会式で、4月に震災被害を被った熊本県の出身である中村健朗(4年)から励ましのメッセージが送られ、またこのチームのキャプテンで、日米大学野球選手権大会の日本代表に選出された田村伊知郎(4年)からも挨拶がありました。

野球部員による守備のデモンストレーションから、野球教室が始まりました。次に、ポジションごとに分かれて守備練習を行い、ひとりひとりに対し、より細かな指導ができました。子どもたちは部員たちのアドバイスに真剣に耳を傾け、練習に取り組んでいました 次に、ロングティーのデモンストレーションを行いました。部員が打球をグラウンドの外まで飛ばすのを見て、子どもたちからは歓声や拍手が起こりました。その後の打撃練習では、子どもたちはすぐにアドバイスを習得し、格段と打球を遠くまで飛ばせるようになっていました。

 

 

【村上さんによる講演会の様子】               【参加してくれた3チーム】

 

次に、ロングティーのデモンストレーションを行いました。部員が打球をグラウンドの外まで飛ばすのを見て、子どもたちからは歓声や拍手が起こりました。その後の打撃練習では、子どもたちはすぐにアドバイスを習得し、格段と打球を遠くまで飛ばせるようになっていました。

 

 

 【投球デモンストレーションの様子】             【ロングティーデモンストレーションの様子】

 

閉会式では、高田高校出身の佐藤央祐(4年)、及川昴大(3年)、山口直樹(2年)が後輩たちへの熱いメッセージを述べ、大学生から子どもたちへ記念品をプレゼントしました。渡す際には「また来てね」などの声も多く聞こえ短い時間でしたが、野球を通し、子どもたちとより交流を深めることができました。

帰り際、グラウンドから選手を乗せたバスが出発する時には、多くの子どもたちが選手との別れを惜しむように最後まで大きく手を振って見送ってくれました。 

 

 

 【守備練習の様子】           【閉会式で挨拶する佐藤央祐(4年)】

 

野球教室を通して、子どもたちの野球に対する熱意や、一生懸命に取り組む姿勢を見て、逆に大学生が元気をもらいました。この野球教室での経験が、子どもたちの新しい思い出となり、今後の糧となってくれたら幸いです。また将来、子どもたちの中から、東京六大学野球で活躍してくれる選手が生まれたら嬉しいです。

 

 

 【記念品授与の様子】                        【お世話になった方とともに】

 

今回の野球教室の開催には、立教大学、陸前高田市から、たくさんの方々にご支援、ご援助をいただきました。ボランティアというよりも、自分たちが勉強できた貴重な機会となりました。5年という月日が経ちましたが、この東日本大震災を忘れることなく、覚えておくこと、風化させないことが私たちにできることだと思います。改めて戸羽太市長がおっしゃる「忘れないでください」という言葉の意味をかみしめながら、今回の野球教室での経験をしっかりと心に留め、今後も日々の練習に励んで参ります。

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